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アレクチニブ治療歴のあるALK陽性NSCLCにbrigatinibが有効

2020年12月24日  専門誌ピックアップ

アレクチニブ単独またはクリゾチニブとの併用療法の効果が不十分な難治性未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)陽性非小細胞肺がん(NSCLC)患者72例を対象に、ALKチロシンキナーゼ阻害薬(ALK-TKI)brigatinibの有効性を日本人患者対象の第II相単群多施試験で評価(J-ALTA試験)。brigatinibはリードインの7日間は90mg、その後は180mgを1日1回投与した。 直近でアレクチニブ投与を受けていた47例のうち14例が解析のカットオフ時点でブリガチニブを継続していた(追跡期間中央値12.4カ月)。アレクチニブ不応性集団では、独立審査委員会評価での確定奏効率34%、奏効期間中央値11.8カ月、病勢コントロール率79%、無増悪生存期間中央値7.3カ月だった。試験開始時に脳病変があった8例中2例に頭蓋内部分奏効が確認された。brigatinibはG1202R、I1171N、V1180L、L1196Mの2次変異例で抗腫瘍活性を示した。今回の安全性に関する特徴は、広範囲な集団を対象とした既報と同じだった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらか...