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腹壁再建に用いるリポソームブピバカインの便益は

2020年12月25日  Annals of Surgery

開腹下の腹壁再建手術を施行した患者164例を対象に、腹横筋膜面ブロック(TAPブロック)に用いるリポソームブピバカインが術後オピオイド必要量と疼痛にもたらす効果を単施設二重盲検プラセボ比較前向き試験で検討。患者をリポソームブピバカイン群、単純ブピバカイン群、プラセボ(生理食塩水)群に無作為に割り付けた。 リポソームブピバカインを単純ブピバカイン、プラセボと比較すると、モルヒネ相当量で換算した術後72時間のオピオイド総使用量に差はなかった(325±225mg vs. 350±284mg vs. 310±272mg、P=0.725)。入院患者のオピオイド総使用量、疼痛スコア、入院期間、患者報告によるQOLにも差がなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...