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米の早期発症大腸がん発症率、組織型別の経時的変化を調査

2020年12月25日  Annals of Internal Medicine

米国の早期発症大腸がん発症率の経時的変化と組織型(腺がん、カルチノイド腫瘍)の関連性を2000-16年のSurveillance Epidemiology and End Results(SEER)18のデータを用いて検討。大腸がん(CRC)患者11万9624例を対象とした。 その結果、腺がんでは、20-29歳(+39%、10万人当たり0.33-0.46、P<0.050)および30-39歳(+39%、10万人当たり1.92-2.66、P<0.050)の直腸症例、30-39歳(+20%、10万人当たり3.30-3.97、P<0.050)の結腸症例で、3年間の平均年間発症率が最も急激に変化し、年間変化率(APC)はそれぞれ1.6%(P<0.050)、2.2%(P<0.050)、1.2%(P<0.050)だった。40-49歳では、結腸(+13%、10万人当たり12.21-13.85、P<0.050)および直腸(+16%、10万人当たり7.50-8.72、P<0.050)症例ともに上昇していた。カルチノイド腫瘍でも同様で、年齢群および暦年別に、大腸(結腸・直腸)で約4-20%、直腸で8-34...