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市販・改良マスク12種類の捕集率をサージカルマスクと比較

2020年12月26日  JAMA Internal Medicine

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を抑制するため、公共の場でマスクの着用が求められている。そこで、市販マスクや即席マスク(ナイロンやポリエステル製の織布マスク、対角線上の端を合わせて三角に折り畳んだ綿バンダナなど)5種類およびサージカルマスクを手直しした改良マスク(耳かけをヘアクリップ等で頭の後ろで固定したもの、輪ゴムやナイロンストッキング等を用いて密封性を高めたものなど)7種類の密着捕集率(FFE)を評価。ひげのない成人男性ボランティア1名が装着し、米国労働安全衛生局の定量的密着性試験要綱に基づいて検査を実施した。 その結果、市販マスクの平均FFEは、79.0%から26.5%までばらつきがあり、FFEが最も高かったのは2層織布ナイロンマスクだった。改良しない耳かけ付きサージカルマスクの平均FFEは38.5%だった。手直ししたサージカルマスク7種類はいずれもFFEが上昇し、最も改善度が大きかったのは、サージカルマスクにナイロン製ストッキングをかぶせたものだった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名で...