重症糖尿病網膜症、アフリベルセプトと手術の視力転帰に有意差なし

米国とカナダのDRCR Retina Network医療機関39施設で、増殖性糖尿病網膜症による硝子体出血で視力が低下した患者205例205眼（平均年齢57歳、56％が男性）を対象に、初回治療に用いるアフリベルセプト硝子体内投与と汎網膜光凝固術を伴う硝子体切除術の効果を無作為化臨床試験で比較した。 その結果、主要評価項目の24週時（対象195眼）視力文字スコアの平均値はアフリベルセプト群59.3、硝子体切除術群63.0だった（調整後の差－5.0、95％CI －10.2-0.3、P＝0.06）。4週時スコアは52.6、62.3（同－11.2、－18.5-－3.9、P＝0.003）、2年時（対象177眼）では73.7、71.0だった（同2.7、－3.1-8.4、P＝0.36）。副次的評価項目23項目中15項目で有意差は見られなかった。 【お詫び】 12月27日に配信したメルマガで、当記事のタイトルに誤りがありました。正しくは「糖尿病網膜症、抗VEGF薬と手術で転帰同等」です。お詫びして訂正いたします。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していた...