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後方安定型とultracongruent型TKA、関節感覚は同等

2020年12月27日  The Journal of Bone & Joint Surgery

後十字靱帯置換型人工膝関節全置換術(TKA)で、同一患者50例でのultracongruent型と後方安定型TKA施行後の膝安定性、機能、関節感覚(joint perception)を前向き無作為化試験で比較。患者は片膝に後方安定型TKA、もう一方の膝にultracongruent型TKAを同日施行していた。 その結果、ultracongruent型は後方安定型に比べ、膝関節前後弛緩性が大きく(4.5mm vs.1.8mm、P<0.001)、大腿骨のロールバックが小さかった(4.2mm vs. 9.0mm、P<0.001)。膝関節学会スコアと西オンタリオ・マクマスター大学変形性関節症指数(WOMAC)スコアには術式で有意な差はなかった。Ultracongruent型群でノイズ発生が少なかったことが示されたが(18% vs. 38%、P=0.026)、左右の偏り、満足度、関節感覚を評価するForgotten Joint Scoreに差はなかった(いずれもP>0.05)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿にな...