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青年期のうつ病で後の身体疾患・死亡リスク上昇

2020年12月27日  JAMA Psychiatry

スウェーデン国民登録データを用いて、青少年期のうつ病が後の身体疾患診断や死亡率に及ぼす影響をコホート研究で検討。参加者計148万7964例(男性51.2%)を5歳から追跡し、2013年まで評価した。 参加者の2.5%(3万7185例、67.4%が女性)が、5歳から19歳の間にうつ病のため入院または外来受診していた(初回診断時の平均年齢は男性16.7歳、女性16.7歳)。青少年期うつ病患者は、身体診断69項目中66項目で相対リスクが高かった。関連性が強かったのは、特定の傷害(特に女性の自傷行為、ハザード比14.4、95%CI 13.8-15.1)、睡眠障害(同8.1、7.6-8.7)、ウイルス肝炎(同6.1、5.4-6.8)、全死因死亡(同5.9、5.3-6.6)、原因特異的死亡(特に意図的自傷行為による死亡、同14.6、12.6-16.9)だった。精神系併存疾患を調整すると、ほとんどの関連性が弱くなったが、依然として持続した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Com...