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COVID-19入院の死亡リスクはインフル入院の約5倍

2020年12月27日  British Medical Journal

米国で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院患者と季節性インフルエンザ入院患者の臨床症状リスクと死亡リスクの差をコホート研究で検討。米退役軍人省のデータベースを用いて、COVID-19入院患者(2020年2月1日-6月17日、3641例)と季節性インフルエンザ入院患者(2017-2019年、1万2676例)のデータを比較した。 その結果、季節性インフルエンザと比べると、COVID-19は急性腎障害(オッズ比1.52、95%CI1.37-1.69)、新規の腎代替療法(同4.11、3.13-5.40)、新規のインスリン使用(同1.86、1.62-2.14)、重症敗血症性ショック(同4.04、3.38-4.83)、血管収縮薬使用(同3.95、3.46-4.51)、肺塞栓症(同1.50、1.18-1.90)、深部静脈血栓症(同1.50、1.20-1.88)、脳卒中(同1.62、1.17-2.24)、急性心筋炎(同7.82、3.53-17.36)、動脈瘤/心突然死(同1.76、1.40-2.20)、トロポニン上昇(同1.75、1.50-2.05)、AST値上昇(同3.16、2.91...