未払いなど金銭管理の問題が認知症の兆候の可能性
2020年12月28日
JAMA Internal Medicine
米国のアルツハイマー病患者の財務状況を1999-2018年消費者信用レポートの遡及的二次データ分析で検討。単身世帯のメディケア受給者8万1364人のデータを分析対象とし、ADRD診断を受けた人(2万7302人)と診断を受けていない人(5万4062人)で比較した。 その結果、AD診断ありの人はAD診断のない人に比べて、診断6年前のクレジットの未払い発生率(7.7% vs. 7.3%、絶対差0.4ポイント、95%CI 0.07-0.70)および診断2.5年前のサブプライム(クレジットスコアによる信用度分類の低下)発生率が高かった(8.5% vs. 8.1%、同0.38ポイント、0.04-0.72)。診断後の四半期に、AD診断ありの人はAD診断のない人に比べて、未払い(7.9% vs. 6.9%、同1.0ポイント、0.67-1.40)およびサブプライム(8.2% vs. 7.5%、同0.70ポイント、0.34-1.1)の発生率が依然として高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoc...
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