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ERCP後膵炎を早期に発見する予測スコアシステムを開発

2020年12月28日  Surgical Endoscopy

日本国内で、経乳頭アプローチによる内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)を実施した3362例の後ろ向き解析でERCP後膵炎の危険因子を抽出し、ERCP後膵炎の簡易予測スコアリングシステムを開発。ブートストラップリサンプリングで内的妥当性(internal validation)を評価した。 抽出した危険因子5項目のみを組み合わせた4段階のスコアリングシステムでは、超高リスク群はERCP後膵炎発生率28.79%(P<0.001)、重度ERCP後膵炎発生率9.09%(P<0.001)と予測されたが、調整後有病率はERCP後膵炎3.74%、重度ERCP後膵炎0.90%だった。予測モデルのROC曲線下面積は0.86(95%CI 0.82-0.89)で、内部妥当性のoptimism(予測精度の過大評価のバイアス)で補正したモデルでは、ROC曲線下面積が0.81(95%CI 0.77-0.86)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異な...