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高リスク前立腺がん根治術、診断後180日まで延期可能

2020年12月29日  専門誌ピックアップ

根治的前立腺摘除術を施行した高リスク限局性前立腺がん患者3万2184例を対象に、手術遅延期間と転帰の関連をコホート研究で検討。手術遅延期間は、初期診断から根治的前立腺摘除術までの日数と定義し、31-60日、61-90日、91-120日、121-150日、151-180日の5群に分類した。 その結果、手術遅延期間31-60日と比べると、61日以上の延長に術後の有害な病理学的転帰(pT3-T4、pN陽性、切除断端陽性の3つの有害転帰のいずれか、オッズ比0.95、95%CI 0.80-1.12、P=0.53)、pT3-T4(同0.99、0.83-1.17、P=0.87)、pN陽性(同0.79、0.59-1.06、P=0.12)、切除断端陽性(同0.88、0.74-1.05、P=0.17)、有害な病理学的スコア[3つの有害転帰の累積スコア(0-3点)]2点以上(同0.90、0.74-1.05、P=0.17)のリスク上昇が見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Co...