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ホルモン避妊薬で喘息増悪リスク低下か

2020年12月30日  専門誌ピックアップ

生殖年齢(16-45歳)の女性喘息患者8万3084例を対象に、ホルモン避妊薬と喘息の重度増悪リスクの関連を17年間の人口ベースの後ろ向きコホート研究で検討した。 調査開始時に34%の女性がホルモン避妊薬を使用しており、内訳はエストロゲンとプロゲステロンの配合剤25%、プロゲステロン単剤9%だった。ホルモン避妊薬不使用者と比較すると、喘息の重度増悪のリスク低下との関連が認められたのは、いずれかのホルモン避妊薬の使用歴(発生率比0.94、95%CI 0.92-0.97)および現在の使用(同0.96、0.94-0.98)、配合剤の使用歴(同0.92、0.87-0.97)および現在の使用(同0.93、0.91-0.96)、ホルモン避妊薬の長期使用(3-4年では同0.94、0.92-0.97、5年以上では同0.91、0.89-0.93)だった。プロゲステロン単独の避妊薬の使用に関連が見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なり...