胆嚢全摘、亜全摘への変更予測因子を特定

日本国内で腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した急性胆嚢炎患者290例を対象に、胆嚢亜全摘術（subtotal cholecystectomy）への変更を予測する術前の因子を調査。43例に胆嚢亜全摘術、残りの247例に胆嚢全摘術を施行していた。 その結果、のは、米国麻酔学会（ASA）スコア3点以上（P＝0.011）、発症から9日以降での手術（P＜0.001）、磁気共鳴胆管膵管造影（MRCP）画像での胆嚢頸部の壁の不明瞭化（P＝0.010）、MRCP画像での総肝管の破壊（disruption、P＜0.001）に胆嚢亜全摘術への変更と有意な関連が認められた。ロジスティック回帰分析で、ASAスコア3以上（オッズ比2.667、P＝0.020）、発症から9日以降の手術（同4.229、P＜0.001）、MRCP画像での総肝管の破壊（同4.478、P＝0.002）が、胆嚢亜全摘術への変更の独立の予測因子だということが示された。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレ...