大腸がん検診、内視鏡とFITの組み合わせ案内で受診率改善
ポーランドで、大腸がん検診未受診者1万2452人を対象に、検診受診率を増やす最善策をポーランドのPolish Colonoscopy Screening Programの枠組み内で実施された保健サービスの多施設共同無作為化試験で検討(PICCOLINO試験)。大腸内視鏡検査の案内+応じなかった人に再度案内(対照群)、大腸内視鏡検査の案内+応じなかった人に免疫便潜血検査(FIT)を案内(逐次案内群)、大腸内視鏡検査またはFITの案内+応じなかった人に再度案内(選択肢提供群)の3群に1対1対1の割合で無作為に割り付けて検診受診率を比較した。 その結果、試験組み入れ後18週以内で、対照群の検査参加率(17.5%)は、逐次案内群(25.8%)および選択肢提供群(26.5%)に比べて有意に低かった(いずれの比較もP<0.001)。intention to screen解析で、advanced neoplasiaの検出率は、対照群1.1%、逐次案内群1.0%、選択肢提供群1.1%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での...
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