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肥満手術後の骨の健康維持に運動が有効

2020年12月31日  専門誌ピックアップ

胃バイパス術またはスリーブ状胃切除術を施行した患者84例を対象に、術後の運動介入プログラムが術後の骨量にもたらす効果を無作為化比較試験で検討。介入群に11カ月の複合型運動プログラム、対照群には標準ケアのみを実施した。 12カ月時の一次解析の結果、主要評価項目に規定した腰椎骨密度(BMD)は運動介入群の方が対照群よりも高かった(+0.024g·cm-2、95%CI 0.004-0.044、P=0.015)。運動効果がトレーニングへの参加に依存しているかどうかを評価した2次解析の結果、副次評価項目の股関節、大腿骨頸部、橈骨(遠位)1/3のうち、橈骨1/3のBMDのみ運動介入群で改善がみられた(+0.013g·cm-2、95%CI 0.003-0.023、P=0.020)。骨の生化学マーカーまたは骨強度指数(bone material strength index)に有意な運動効果は観察されなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは...