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パーキンソン病のすくみ足予測にアンチサッカード潜時が有用

2021年1月1日  専門誌ピックアップ

パーキンソン病のすくみ足発生予測因子を特定すべく、5年時の疾患進行の指標[パーキンソン徴候、認知状態、特にアンチサッカード潜時(antisaccade latency)に焦点を当てた眼球運動の記録]を前向き研究で検討。5年の追跡で薬物治療中にすくみ足が発生した患者(17例)と発生しなかった患者(8例)に分けて評価した。 その結果、すくみ足発生群は非発生群に比べて、ベースラインの運動または認知の徴候は同等だったが、アンチサッカード潜時の延長が見られた(P=0.008)。5年間のすくみ足の経過はアンチサッカード潜時の悪化と相関を示した(P=0.0007)。ベースラインのアンチサッカード潜時がすくみ足発生の予測因子だった(χ2=0.008)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...