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成人がんサバイバーは二次がん発症リスクが高い

2021年1月1日  Journal of the American Medical Association

一次原発がんとその後の原発がん(SPC)リスクの関連を米国Surveillance, Epidemiology, and End Results(SEER)のレジストリ12件を用いた後ろ向きコホート研究で検討。1992-2011年(2017年12月31日まで追跡)に一次原発がんの診断を受け、5年以上生存した20-84歳の成人発症がんサバイバー153万7101例(平均年齢60.4歳、女性48.8%)を対象とし、全体およびがん種別のSPCリスクを性別および一次原発がん別に数値化した。 その結果、1119万7890人年の追跡調査期間中、SPCが15万6442例、SPCによる死亡が8万8818例発生した。全体のあらゆるSPC発症およびSPC死亡リスクは、男性では一次原発がん30種類のうちそれぞれ18種類および27種類、女性では一次原発がん31種類のうちそれぞれ21種類および28種類で一般集団より統計学的に有意に高かった。全体の標準化罹患比(SIR)および死亡比(SMR)は、男性ではそれぞれ喉頭がん(SIR 1.75、95%CI 1.68-1.83、1万人・年当たり373)および胆嚢がん(SM...