1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 世界のCVD疾病負担は30年間で増加の一途

世界のCVD疾病負担は30年間で増加の一途

2021年12月2日  Journal of the American College of Cardiology

204の国と地域を対象とした世界の疾病負担研究(GBD)2019のデータを用いて、1990-2019年の心血管疾患(CVD)の疾病負担の経時的変化を検討した。 その結果、CVD有病者数は1990年の2億7100万例から2019年には5億2300万例へと約2倍増加し、CVD死亡者数は1210万例から1860万例に増加した。世界的な傾向として障害調整生存年(DALY)および損失生存年数の有意な増加も見られ、障害生存年数は1770万年から3440万年に増加した。虚血性心疾患および脳卒中によるDALYはともに1990年以降増加し続け、2019年には虚血性心疾患によるDALYは1億8200万DALY、死亡者数は914万例、有病者数は1億9700万例、脳卒中によるDALYは1億4300DALY、死亡者数は655万例、有病者数は1億100万例と推定された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。...