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開放骨折、デブリードマン遅延時間と感染リスクの関連

2021年1月2日  The Journal of Bone & Joint Surgery

開放骨折治療に関する観察研究84件(対象1万8239例)のデータを基に、デブリードマン実施のタイミングと感染リスクの関連性を大規模メタ解析で検討した。 その結果、遅延施行閾値と早期施行閾値を比較した未調整解析では、施行時期と手術部位感染に関連性が見られた (オッズ比1.29、95%CI 1.11-1.49、P<0.001、I2=30%、研究84件、対象1万8239例)。施行までの時間が12-24時間の場合は、12時間未満の場合に比べて脛骨骨折での感染オッズが高く(同1.37、1.00-1.87、P=0.05、I2=19%、12件、2065例)、Gustilo分類IIIB型脛骨骨折でオッズがさらに高くなった(同1.46、1.13-1.89、P=0.004、I2=23%、12件、1255例)。Gustilo分類IIIB型骨折では感染リスクの経時的上昇が見られた。重要な時間閾値に12時間(同1.51、1.28-1.78、P<0.001、I2=0%、16件、3502例)および24時間(同2.17、1.73-2.72、P<0.001、I2=0%、29件、5214例)が示された。 この記事への読...