1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 新型コロナ陽性妊婦、産後の母子同室は可能

新型コロナ陽性妊婦、産後の母子同室は可能

2021年1月4日  JAMA Pediatrics

イタリア・ロンバルディア州の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応助産院6施設で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性の母親61例(年齢中央値32歳)とその出生児62例(男児25例)を対象に、伝播リスク抑制を目的とした標準化手順下での母子同室および母乳育児によるSARS-CoV-2母子感染リスクを前向きコホート研究で検討。生後20日まで追跡し、生後0、7および20日時にPCR検査を実施した。 その結果、出生後の検査で陽性となった新生児は1例のみで、母子感染発生率は1.6%だった。この新生児は、生後5日で母親の臨床状態悪化のため母子同室を中止した。さらに生後7日のPCR検査でSARS-CoV-2陽性が確認され、軽度の一過性の呼吸困難が見られた。全新生児の母乳育児率は95%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事...