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男性のCKDリスクに性ホルモン結合グロブリン値が関連

2021年1月4日  専門誌ピックアップ

英国バイオバンクのデータを用いて、性ホルモン結合グロブリン(SHBG)と慢性腎臓病(CKD)および腎機能の性特異的関連を単変量および多変量メンデル無作為化解析で検討。単変量解析では白人男性17万9916例(CKD患者6016例)および白人女性21万2079例(CKD患者5958例)を対象に、SHBG値を予測する一塩基多型をプロファイリングし、CKDおよび腎機能に対するSHBGの効果を評価した。テストステロン値を含む多変量解析では男性を対象に、テストステロン値から独立したCKDおよび腎機能に対するSHBGの効果を評価した。 その結果、遺伝的に予測した高SHBG値は、男性ではCKDリスク低下との関連が見られた(1標準偏差当たりオッズ比0.78、95%CI 0.65-0.93)が、女性では有益性が見られなかった。男性のSHBGの効果は、テストステロン値で調整した多変量解析でも認められた(同0.61、0.45-0.82)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community...