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毛包向性菌状息肉症の新病期分類が生存率推定に有用

2021年1月4日  専門誌ピックアップ

米国で、毛包向性菌状息肉症患者42例(診断時の平均年齢55歳、74%が男性)を対象に、コックス比例ハザード回帰モデリングを用いて生存予測変数を分析。全生存率(OS)および疾患特異的生存率(DSS)を推定する新規の病期分類システムの有効性を評価した。 その結果、コホート全体では、5年OS率89%、10年OS率78%、15年OS率58%、5年および10年DSS率89%、15年DSS率80%と推定された。年齢のみにOSとの有意な関連(10歳増加当たりハザード比3.1、95%CI 1.4-7.2、P=0.008)、皮膚病変のみにDSSとの関連(ハザード比11.4、95%CI 1.3-103.0、P=0.03)が認められた。病期で分類すると、早期皮膚疾患で5年OS 96%、10年OS 82%、15年OS 65%、進行期皮膚疾患で5年および10年OS 70%、15年OS 53%、早期皮膚疾患で5年、10年および15年DSS 96%、進行期皮膚疾患で5年および10年DSS 70%、15年DSS 53%と推定された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿して...