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新結核治療ワクチン、P2aで安全性と免疫原性確認

2021年1月5日  専門誌ピックアップ

肺結核の標準治療が完了した患者61例を対象に、新規治療ワクチンID93+GLA-SEの安全性と免疫原性を無作為化二重盲検プラセボ対照第IIa相試験で検討。2μg ID93+2μg GLA-SE 2回接種、10μg ID93+2μg GLA-SE 2回接種、2μg ID93+5μg GLA-SE 2回または3回接種を比較評価した。 その結果、ID93+GLA-SEはワクチン抗原に対する強力で持続的な抗体反応および特異的な多機能性CD4 T細胞応答を誘導した。2μg ID93+5μg GLA-SE 2回接種は、プラセボに比べて有意に高レベルの抗原特異的IgGおよびCD4 T細胞応答を誘導し、6カ月の試験期間中持続した。軽度ないし中等度の注射部位疼痛が全用量のワクチン接種後に発現し、硬結と紅斑が2μg ID93+5μg GLA-SE 2回または3回接種患者に認められた。ワクチン関連の重篤な有害事象は見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カン...