月経前不快気分障害にウリプリスタルが有望

月経前不快気分障害（PMDD）患者95例を対象に、選択的プロゲステロン受容体調節薬、ウリプリスタル酢酸塩（UPA）の有効性を概念実証無作為化試験で検討。被験者にUPA（5mg/日）またはプラセボを3サイクル（1サイクル28日間）投与し、月経前症候群症状日誌（Daily Record of Severity of Problems：DRSP）スコアの平均変化量を比較した。 その結果、DRSPスコアの平均改善率は、UPA群で41％、プラセボ群で22％だった（平均差−18％）。このほか、DRSP下位尺度の抑うつ症状（42％ vs 22％）、怒り・易刺激性（47％ vs 23％）にも改善が認められたが、身体症状には認められなかった。UPA群の20例（50.0%）、プラセボ群の8例（21.1％）が、DRSPスコアで判定した寛解を達成した。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フ...