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アパシーが前頭側頭型認知症の早期予測因子

2021年1月6日  Alzheimer's & Dementia

前頭側頭型認知症(FTD)がないFTD関連遺伝子MAPT、GRNまたはC9orf72の変異保有者304例と変異非保有の近親者296例を対象に、アパシーがFTD発症前に発生し、認知機能低下および脳萎縮と関連するかを検討した。全例にベースラインとその後年1回2年間の臨床的評価およびMRI検査を実施した。 潜在成長曲線モデリングによる解析の結果、FTD発症前の変異保有者群でアパシー重症度が経時的に増加したのに対し、変異非保有の近親者群では増加が見られなかった。発症前の変異保有者群で、ベースラインのアパシーは2年間の認知機能低下を予測したが、ベースラインの認知機能がアパシー重症化を予測するという逆の関連はなかった。アパシー進行例は、ベースラインの前頭および帯状領域の灰白質体積が少なかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿...