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NAFLDあるとステージ3以上のCKDリスク増加

2021年1月6日  専門誌ピックアップ

非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)と慢性腎臓病(CKD)発症リスクの関連を観察研究13件のメタ解析で定量化。対象は計122万2032例(28.1%がNAFLD)とステージ3以上のCKD(推算糸球体濾過量60mL/分/1.73m2未満、顕性蛋白尿の有無は問わず)発症3万3840例、追跡期間中央値は9.7年だった。 その結果、NAFLDでCKD発症の中等度のリスクが増加した(研究10件のランダム効果メタ解析でハザード比1.43、95%CI 1.33-1.54、I2=60.7%)。NAFLDとCKD発症リスクの関連は年齢、性別、肥満、高血圧、糖尿病、その他の従来のCKD危険因子とは独立していた。感度分析で、この結果に変更はなかった。ファンネルプロットで有意な出版バイアスは示されなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント...