膝OAに段階的運動プログラムが有効

米国退役軍人省2施設の症候性変形性膝関節症（膝OA）患者345例（平均年齢60歳、15％が女性、67％が有色人種）を対象に、段階的運動プログラム（STEP-KOA）の有効性を無作為化比較試験で評価。STEP-KOA群では治療成績の判定基準達成状況に基づき、第1段階（インターネットを用いた運動プログラム、3カ月間）、第2段階（２週間ごとに電話で運動の指導、3カ月間）、第3段階（理学療法のため来院）に順次移行することとした。対照の関節炎に関する患者教育群には、2週間ごとに教材を送付した。 その結果、STEP-KOA群は、患者の65％が第２段階へ、35％が第３段階へと移行した。全例の試験開始時の推定平均WOMACスコアは47.5だった。9カ月時の推定平均WOMACスコアは、STEP-KOA群の方が患者教育群より6.8ポイント低く、改善度が大きかった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません...