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手術手技を動画で評価、転帰と関連あり

2021年1月8日  JAMA Surgery

手術手技と転帰の関連をコホート研究で検討。外科医30人が肥満患者計6915例に施行した腹腔鏡下スリーブ状胃切除術の撮影動画を提出し、盲検化された外科医が技術的要素を評価した。 その結果、胃上部の完全な剥離で出血率が低下した[胃底部の完全な遊離に関する高得点が出血率低下と関連:2.1%(25パーセンタイル)-1.0%(75パーセンタイル)、P=0.01、左横隔膜脚の視覚化に関する高得点が出血率低下と関連:1.5%-0.94%、P=0.006、短胃動静脈の完全切離に関する高得点が出血率低下と関連:2.8%-1.2%、P=0.03]。一方で、出血率低下に伴い縫合不全率の上昇が見られた[同高得点が縫合不全率上昇と関連:0.05%(25パーセンタイル)-0.16%(75パーセンタイル)、P=0.001、同高得点が縫合不全率上昇と関連:0.1%-0.2%、P=0.003、同高得点が縫合不全率上昇と関連:0.02%-0.1%、P=0.01]。ステープルライン補強にわずかな出血率低下との相関がみられたが、リークテストは縫合不全率に変化を及ぼさなかった(0.16%-0.22%、P=0.47)。 この記...