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AML初回寛解後の経口アザシチジン維持療法でOS改善

2021年1月8日  New England Journal of Medicine

強化化学療法後に初回寛解が得られた急性骨髄性白血病(AML)患者472例(年齢中央値68歳)を対象に、維持療法に用いるアザシチジン経口製剤CC-486(注射用アザシチジンと生物学的に同等ではないメチル化阻害剤)の有効性を第III相無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討。患者をCC-486群(300 mg、238例)とプラセボ群(234例)に割り付け、1日1回、28日サイクルで14日間投与した。主要評価項目は全生存期間(OS)とした。 その結果、OS中央値は、CC-486群24.7カ月、プラセボ群14.8カ月(P<0.001)、無再発生存期間(RFS)中央値はそれぞれ10.2カ月、4.8カ月(P<0.001)だった。試験開始時の患者背景で定義した下位集団のほとんどで、CC-486群の方がOSおよびRFSが良好だった。両群を通じて最も多く見られた有害事象は、グレード1または2の消化器症状だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異な...