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パーキンソン病の運動症状に集束超音波視床下核破壊術が有効

2021年1月9日  New England Journal of Medicine

パーキンソン病で症状に著明な非対称性があり、薬物療法で完全に改善しない運動症状がある患者または脳深部刺激術の適応とならない患者計40例を対象に、集束超音波視床下核破壊術の有効性を無作為化比較試験で検討。有効性は統一パーキンソン病評価尺度(MDS-UPDRS)パートIII運動機能スコア(範囲0-44点、スコアが高いほど重症)で、安全性は4カ月時の手技関連合併症で評価した。 重症側の平均MDS-UPDRS IIIスコアは、実治療群では試験開始時の19.9から4カ月時に9.9に(最小二乗平均差9.8ポイント、95%CI 8.6-11.1)、対照の偽手術群では18.7から17.1に低下し(同1.7、0.0- 3.5)、群間差は8.1ポイントだった(95%CI 6.0-10.3、P<0.001)。有害事象に、言語障害、歩行障害、治療側の脱力、ジスキネジアなどがあった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるもの...