1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 治療抵抗性高血圧の原発性アルドステロン症検査率1.6%

治療抵抗性高血圧の原発性アルドステロン症検査率1.6%

2021年1月9日  Annals of Internal Medicine

治療抵抗性高血圧がある退役軍人26万9010例を対象に、原発性アルドステロン症(PA)検査(血漿アルドステロン/レニン比)の実施率およびPA検査と科学的根拠に基づく高血圧治療の関連を後ろ向きコホート研究で検討。降圧薬3剤(利尿薬を含む)投与下の血圧測定で2回140mmHg/90mmHg以上だった場合または降圧薬4剤を要する場合を治療抵抗性高血圧と定義した。 その結果、PA検査を実施した患者はわずか4277例(1.6%)だった。1次診療医による診察時と比べると、腎臓専門医(ハザード比2.05、95%CI 1.66-2.52)または内分泌専門医(同2.48、1.69-3.63)による診察時の方がPA検査実施率が高かった。検査実施例の方が非実施例よりもミネラルコルチコイド拮抗薬投与開始率が高く(同4.10、3.68-4.55)、長期的な血圧制御が改善した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではあり...