1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 統合失調症のアセナピン貼付剤、P3の結果良好

統合失調症のアセナピン貼付剤、P3の結果良好

2021年1月9日  専門誌ピックアップ

統合失調症急性増悪期の入院成人患者614例を対象に、抗精神病薬アセナピンの経皮吸収型製剤(貼付剤)HP-3070の有効性と安全性を第III相無作為化プラセボ対照試験で検討。主要評価項目は、6週時の陽性・陰性症状評価尺度(PANSS)総得点の変化量(CFB)とした。 その結果、PANSS総得点CFBの最小二乗平均のプラセボ群との差は、貼付剤7.6mg/24h群で−4.8(95%CI −8.06- −1.64、調整後のP=0.003)、同剤3.8mg/24h群で−6.6(同−9.81- −3.40、調整後のP<0.001)だった。忍容性は良好で、貼付剤の安全性はアセナピン舌下剤と同様だった。試験治療下の貼付部位有害事象発現率は、プラセボ群(4.4%)よりも貼付剤群の方が高かった(7.6 mg/24h群14.2%、3.8 mg/24h群15.2%)。貼付部位反応または蕁麻疹、そう痒症による中止率は各群0.5%以下だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community...