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カプセル内視鏡の病変検出力は大腸CT検査と同等以上

2021年1月10日  専門誌ピックアップ

平均的リスクを有する50-75歳の大腸がん検査受診者286例を対象に、大腸カプセル内視鏡検査(CCE)と大腸CT検査(CTC)の大腸新生物検出精度を多施設前向き無作為化試験で検証した(TOPAZ試験)。 その結果、光学大腸内視鏡検査(OC)で確認した6mm以上のポリープの診断率は、大腸カプセル内視鏡検査群31.6%、大腸CT検査群8.6%(非劣性および優越性のpPr=0.999)、10mm以上のポリープでは13.5%、6.3%だった(非劣性のpPr=0.9954)。大腸カプセル内視鏡検査の6mm以上のポリープ検出感度は79.2%、特異度は96.3%、大腸CT検査では26.8%、98.9%だった。10mm以上のポリープ検出では大腸カプセル内視鏡検査で感度85.7%、特異度98.2%、大腸CT検査では50%、99.1%だった。いずれも忍容性および安全性は良好だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用される...