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子宮頸がんのRT、シスプラチン併用で転帰改善

2021年1月10日  専門誌ピックアップ

第III相無作為化試験に参加したIIIb期子宮頸部扁平上皮がん患者146例を対象に、シスプラチン(CDDP)+放射線療法(RT)併用と放射線療法(RT)単独の長期転帰を最大14年の追跡調査で比較した。 その結果、併用療法はRT単独に比べて無病生存期間(DFS)と全生存期間(OS)に大きな便益があることが示された。RT単独群は、CRT群と比べてOS(ハザード比1.88、 95%CI 1.09-3.24)とDFS(同1.82、1.07-3.08)が著しく不良だった。多変量解析で、試験開始時のカルノフスキー・パフォーマンス・ステータス(KPS)が90%未満の患者はOSが著しく不良で(同3.11、1.78-5.43)、ヘモグロビン10mg/dL未満の患者でもほぼ同じ結果だった(同4.32、2.23-8.36)。このほか、KPSが90%未満の患者はDFSも著しく不良で(同2.83、1.60-5.01)、ヘモグロビン10mg/dL未満の患者でほぼ同じ結果が見られた(同4.16、2.17-7.95)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメン...