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外科手術後の死亡予測にALBIスコアが有用

2021年1月11日  専門誌ピックアップ

肝切除後の肝機能および死亡率を予測するアルブミン-ビリルビン(ALBI)スコアによる他の外科的処置後の死亡率予測能を検討。米国外科学会手術の質改善プログラム(ACS-NSQIP)データベースを用いて心臓、肺、食道、胃、胆嚢、膵臓、脾臓、虫垂、大腸、副腎、腎臓、ヘルニア、大動脈手術を施行した患者計25万8658例、ALBIスコアと末期肝疾患モデルにナトリウムを追加したMELD-Naモデルの術後転帰予測能を比較した。 その結果、ALBIグレード1、2、3の分布は51%、42%、7%だった。MELD-Na中央値は7.50だった。30日全死亡率は2.7%、全罹病率は28.6%だった。ALBIグレード上昇は死亡率(グレード2のオッズ比5.24、P<0.001、グレード3のオッズ比25.6、P<0.001)および罹病率(同2.15、P<0.001、6.12、P<0.001)と有意な関連が見られた。受信者動作特性(ROC)分析の結果、ALBIは肺、待機的大腸、副腎の手術を施行した患者の転帰をMELD-Naより正確に予測した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらか...