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角膜極薄例のCXL、UVA線量個別調整で進行抑制

2021年1月13日  専門誌ピックアップ

角膜基質厚が214-398μmの進行性円錐角膜を呈する39眼を対象に、リボフラビンとUVAを用いた角膜クロスリンキング(CXL)施行時に各患者の角膜基質の厚さに合わせてUVA線量を調節する「sub400プロトコル」の効果を後ろ向き症例集積研究で検証した。 術後12カ月時の断層撮影の結果、35眼(90%)が安定しており、角膜内皮代償不全の徴候を示した眼は認められなかった。基質境界線(DL)の深さと照射時間に有意な相関が見られたが(r=0.448、P=0.004)、DLの深さとKmaxの変化量に相関は見られなかった(r=-0.215、P=0.189)。最小基質厚(-14.5±21.7μm)、Kmax(-2.06±3.66D)、濃度測定値(+2.00±2.07GSU)に有意な変化が見られたが(P<0.05)、遠方矯正視力(CDVA、P=0.611)、球面度数(P=0.077)、円柱度数(P=0.915)の変化は有意ではなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Commu...