慢性PTSDにケタミン反復投与が有効
2021年1月13日
American Journal of Psychiatry
慢性心的外傷後ストレス障害(PTSD)患者30例を対象に、ケタミン反復投与の有効性を検証すべく無作為化対照試験を実施。ケタミン群(0.5mg/kgを6回静注)または対照群(ミダゾラム0.045mg/kg)に1対1の割合で割り付け、DSM-5準拠PTSD臨床診断面接尺度(CAPS-5)を用いて症状重症度の変化を評価した。 その結果、2週時のCAPS-5総得点の改善度は対照群よりもケタミン群の方が有意に大きく、平均総得点はケタミン群の方が11.88点低かった(d=1.13)。治療奏効率は、ケタミン群67%、対照群20%だった。ケタミン奏効例では、2週間の治療後の効果消失までの期間中央値は27.5日だった。ケタミン静注の忍容性は良好で、重篤な有害事象はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...
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