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50歳未満で貧血か血便あれば大腸がん検査を実施すべき

2021年1月14日  専門誌ピックアップ

1999-2016年に退役軍人保健局(VHA)の医療機関で治療した18-49歳の退役軍人を対象に、若年性大腸がんと鉄欠乏性貧血(IDA)および血便との関連をコホート研究で検討。性別、出生年、初診日でマッチングさせたIDA患者と非患者(計23万9000例)、血便がある患者とない患者(計65万3740例)を解析した。 その結果、若年性大腸がんの5年累積発症率はIDA群0.45%、非IDA群0.05%で(リスク差0.39%、ハザード比10.81、95%CI 8.15-14.33)、リスク差は年齢に伴い増加した(30歳未満0.14%、40-49歳0.53%)。血便患者とない患者の5年累積発症率はそれぞれ0.33%、0.03%で(リスク差0.30%、ハザード比10.66、95%CI 8.76-12.97)、リスク差は年齢に伴い増加した(30歳未満0.04%、40-49歳0.43%)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全て...