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分娩時の酸素補充で新生児転帰を改善せず

2021年1月14日  Journal of the American Medical Association

分娩時の母体への酸素補充による臍帯動脈(UA)血液ガス測定値と新生児転帰の改善効果を系統的レビューとメタ解析で検討。単生児の正常妊娠の妊婦を対象に予定帝王切開または分娩時の酸素投与を室内気吸入と比較した無作為化比較試験16件を対象とした。 その結果、酸素投与によってUA動脈血酸素分圧(PaO2)は上昇していたが(加重平均差2.57mmHg、95%CI 0.80-4.34mmHg)、主要評価項目のUA pH値との有意差はなかった(同0.00、-0.01-0.01)。UA過剰塩基、UA pH値7.2未満、アプガー指数、新生児集中治療室への入室率にも有意差はなかった。バイアスのリスク、酸素吸入器の種類、吸入酸素濃度を考慮すると、UA pH値は両群で同等だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...