1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 米介護施設のCOVID-19、死亡の危険因子が判明

米介護施設のCOVID-19、死亡の危険因子が判明

2021年1月14日  JAMA Internal Medicine

米国の介護施設351施設に入居している新型コロナウイルス(COVID-19)有症状患者5256例(61%が女性、年齢中央値79歳)を対象に、30日間全死因死亡の危険因子をコホート研究で検討。対象者の人種/民族内訳は、白人71%、黒人17%、その他11%だった。 75-79歳の患者の死亡オッズと比較すると、80-84歳は1.46倍(95%CI 1.14-1.86)、85-89歳は1.59倍(同1.25-2.03)、90歳以上では2.14倍(同1.70-2.69)高かった。女性は男性よりも30日死亡リスクが低かった(オッズ比0.69、95%CI 0.60-0.80)。死亡率と関連を示す併存疾患は、糖尿病(同1.21、1.05-1.40)および慢性腎臓病(同1.33、1.11-1.61)だった。このほか、発熱(同1.66、1.41-1.96)、息切れ(同2.52、2.00-3.16)、頻脈(同1.31、1.04-1.64)、低酸素症(同2.05、1.68-2.50)があると30日死亡リスクが増加した。認知機能障害のない患者と比較すると、中等度認知障害のある入居患者の死亡オッズは2.09倍(...