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超低出生体重児への輸血、Hb高閾値でも転帰変わらず

2021年1月15日  New England Journal of Medicine

早産児1824例(平均出生体重756g、平均在胎週数25.9週))を対象に、赤血球輸血時のヘモグロビン(Hb)閾値の高閾値による転帰改善効果を非盲検多施設共同試験で検討。対象児(を出生後48時間以内にHb高閾値群と低閾値群に割り付け、月経後年齢36週または退院のいずれか早い時点まで赤血球輸血を実施。主要評価項目は、早産の程度で修正した月齢22-26カ月時の死亡または神経発達障害(認知発達遅滞、脳性麻痺、聴力障害、または視力障害)の複合とした。 主要評価項目は、高閾値群845例中423例(50.1%)と低閾値群847例中422例(49.8%)に発生した(出生体重および施設で調整した相対リスク1.00、95%CI 0.92-1.10、P=0.93)。2年時の高閾値群と低閾値群の死亡率(それぞれ16.2%、15.0%)と神経発達障害発生率(39.6%、40.3%)は同等だった。重篤な有害事象の発現率は、それぞれ22.7%と21.7%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors...