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直腸がんの待機療法、完全奏効3年達成で検査頻度減らせる可能性(2021/1/19訂正)

2021年1月16日  The Lancet Oncology

術前補助化学療法で臨床的完全奏効を得た後に待機療法(watch-and-wait)を実施した直腸がん患者793例を対象に、どのくらいの期間経過観察すべきかを後ろ向きレジストリ研究で検討。15カ国47施設が参加するInternational Watch & Wait Database(IWWD)から対象患者793例を抽出した。追跡期間中央値は55.2カ月だった。 その結果、臨床的完全奏効を1年維持した患者がその後2年間を局所再増殖なしで生存する確率は88.1%、3年維持で97.3%、5年維持で98.6%だった。遠隔転移のない臨床的完全奏効を1年維持した患者が続く2年間を遠隔転移なしで生存する確率は93.8%、3年維持で97.8%、5年維持で96.6%だった。 【訂正】2021年1月19日に以下を訂正しました。 本文中の「術前補助化学療法」は「術前補助化学放射線療法」の誤りでした。お詫びして訂正します。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンス...