乳児の負の情動反応に扁桃体の結合性が関連

生後4カ月の乳児を対象に、扁桃体の機能的結合と見慣れない刺激に対する心理的苦痛（novelty-evoked distress）の関連を検討。標準化された反応性評価と親の報告を用いて乳児90例の見慣れない刺激に対する心理的苦痛を評価し、評価後3週間以内に実施した下位集団34例の安静時機能的MRIで偏桃体との関連を調査した。 その結果、扁桃体帯状回および扁桃体-上前頭回の結合性が強くなると、反応性評価時の正の情動が低下した。扁桃体-帯状回の結合性には、正の情動よりも負の情動との間に大きな関連が認められた。独立した縦断的標本（323例）を用いた検証解析で、負の情動反応に思春期の小児が報告する不安症状増加との関連が見られた。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。） 記事へのコメント投稿はこちら ...