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生物学的製剤使用の喘息患者はCOVID-19が重症化しやすい

2021年1月17日  専門誌ピックアップ

オランダ重症喘息レジストリRAPSODIに参加する15施設で生物学的製剤(オマリズマブ、メポリズマブ、レスリズマブ、ベンラリズマブ、デュピルマブ)を投与している重症喘息患者634例を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発症率と疾患経過を前向き継続調査で評価した。 その結果、RAPSODIの生物学的製剤投与患者のうち9例(1.4%)がCOVID-19の診断を受けていた。7例(1.1%)が酸素療法のため入院し、そのうち5例は挿管と機械的換気で集中治療室に入院した。1例(0.16%)が死亡し、別の1例は喘息増悪を来した。挿管した患者はいずれも合併症があった。オランダ一般集団と比較したCOVID-19による入院と挿管のオッズは、それぞれ14倍(95%CI 6.6-29.5)と41倍(同16.9-98.5)高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォー...