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THAのインピンジメント、ステムのショルダー部でも好発

2021年1月18日  The Journal of Bone & Joint Surgery

セラミック・オン・セラミックベアリングを用いた初回人工股関節全置換術(THA)を施行した患者197例244症例を対象に、セラミックライナーとステム間のインピンジメントの発生部位、発生時期およびその影響因子を検証した。 X線写真で評価した結果、術後8カ月から14.8年の間に、57症例77部位(23.4%)にノッチ初発が検出され、発生部位はステムのネック部またはショルダー部だった。ショルダー部のノッチが29症例で検出されたが、いずれの症例でもネック部に短いステムが使用されていた。ノッチ発生群は非発生群に比べカップの外転角が小さく、前捻角が大きかった(いずれもP=0.01)。5症例にセラミックヘッド骨折が発生し、そのうち1例には再置換術後、ステムのショルダー部に生じたインピンジメントが原因と推測されるセラミックライナー骨折も発生した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フ...