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ピーナツアレルギーの免疫療法薬、長期有効性を確認

2021年1月18日  専門誌ピックアップ

4-17歳のピーナツアレルギー患者を対象に、ピーナツ由来の生物学的経口免疫療法薬PTAH(前名称AR101)の有効性および安全性を無作為化比較試験(PALISADE試験)の2年間非盲検延長試験で検討(ARC004試験)。PALISADE試験の二重盲検食物負荷試験(DBPCFC)でピーナツタンパク質300mg摂取を達成したAR101群の患者256例(PTAH継続群)とプラセボ群の102例(PTAH未摂取群)を対象とした。 その結果、PTAH継続群での1人年当たり曝露調整後有害事象発生率は、1日1回投与群12.97-17.54、非1日1回投与群25.95-42.49だった。患者の83%が軽度ないし中等度の有害事象が発現した。1日1回投与群は、非1日1回投与群よりも脱感作達成率が高かった。PTAH継続による免疫マーカーの変化から、免疫調整の維持が示された。PTAH未摂取群の転帰はPALISADE試験のARC004群の転帰とほぼ同じだった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors ...