糖尿病患者のPAD検出にデュプレックス超音波検査が有用

糖尿病性足病変専門クリニック2施設の糖尿病（DM）患者305例を対象に、新規ポイントオブケア検査、足関節のデュプレックス超音波検査（PADスキャン）による末梢動脈疾患（PAD）検出能を検討。全下肢のデュプレックス超音波検査を参照検査とし、他のベッドサイド検査（足関節上腕血圧比、足趾上腕血圧比、経皮的酸素分圧測定、脈触診、PAD-スキャンおよびドプラ機器による足関節動脈圧の音声および波形評価）と比較した（TrEAD試験）。 参照検査で、202例（66.2％）に末梢動脈疾患が確認された。PADスキャンは、その他の検査に比べて感度が有意に高かった（95％、CI 90-97）。PADスキャンの特異度は（77％、CI 67-84）、足趾上腕血圧比（86％、CI 78-93）よりも低かったが（P＜0.001）、その他の検査との比較では統計学的に差は認められなかった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものでは...