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アルコール摂取後の自覚反応でアルコール使用障害を予測

2021年1月21日  American Journal of Psychiatry

定期的にアルコール飲料を摂取する若年成人190例を対象に、アルコール摂取後の急性自覚反応が過剰飲酒とアルコール使用障害(AUD)の発症および持続に及ぼす影響を検討(Chicago Social Drinking Project)。アルコール負荷試験として調査開始時、5年および10年後にアルコール0.8g/kgまたはプラセボ投与後の急性自覚反応を評価し、このほか、飲酒行動とAUD症状も評価した。 その結果、10年間の追跡終了後、参加者の21%が過去1年以内にAUDの基準を満たしていた。初回アルコール負荷試験時に報告したアルコールによる興奮、アルコールへの嗜好および欲求が最大だった参加者が、10年後にAUDを発症している確率が最も高かった。さらに、10年後にAUD症状が最も強かった参加者は、再度のアルコール負荷試験でアルコールが誘発する興奮とアルコールへの欲求が増加していた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが...