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高齢COVID-19、早期回復期血漿投与で重症化抑制

2021年1月21日  New England Journal of Medicine

軽度新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状発症後72時間以内の高齢患者160例を対象に、疾患抑制に対するIgG高力価回復期血漿の効果を無作為化二重盲検プラセボ対照試験で評価した。この試験は、試験対象地域のCOVID-19症例数が大幅に減少し、被験者の安定した登録が不可能となったため予定症例数の76%で早期中止となった。 主要評価転帰2期邸した重度の呼吸器疾患発症率は、回復期血漿投与群16%、プラセボ投与群31%で(相対リスク0.52、95%CI 0.29-0.94、P=0.03)、相対リスクの減少率は48%だった。回復期血漿またはプラセボの投与前に重度呼吸器疾患を呈した6例を除外した修正解析では、さらに大きな効果が認められた(相対リスク0.40、95%CI 0.20-0.81)。有害事象の非自発報告はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォーム...