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過活動膀胱のビベグロン、長期の安全性と有効性は良好

2021年1月22日  専門誌ピックアップ

過活動膀胱に用いるビベグロン75mgと徐放性トルテロジン4mgの効果を比較した12週間の第III相試験(EMPOWUR試験)の40週間延長試験を実施。無作為化した患者506例で、ビベグロンの長期的な安全性、忍容性、および有効性を検討した。主要評価項目は、有害事象で評価した安全性とし、副次評価項目は排尿、尿意切迫感、切迫性尿失禁および尿失禁全体の1日の平均回数の試験開始時から52週時までの変化とした。 その結果、ビベグロンとトルテロジンの主な有害事象は、高血圧(8.8% vs. 8.6%)、尿路感染(6.6% vs. 7.3%)、頭痛(5.5% vs. 3.9%)、鼻咽頭炎(4.8% vs. 5.2%)、口渇(1.8% vs. 5.2%)だった。副次評価項目の最小二乗平均変化は、排尿-2.4回 vs. -2.0回、尿意切迫感-3.4回 vs. -3.2回、切迫性尿失禁-2.2回 vs. -1.7回(P<0.05)、尿失禁全体-2.5回 vs. -1.9回(P<0.05)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での...